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トランプの番狂わせが起きる、起きてもおかしくないと思っていたんですよ。
アメリカの新聞社はほぼ全てヒラリー支持。TVメディアもそう伝える。 日本のメディアもそう伝える上に、日本のメディアを操っているのは日本人。 日本人の感覚で言うと常識や下馬評が少なからずバイアスとして現況に反映される。 投票後の聞き取りではヒラリー優位。 そりゃあれだけ報道として、トランプは高卒や白人や地方の低所得者層が支持しているとされているところ、それ以外の人が大手を振ってトランプを支持しているとは言えない雰囲気が醸成されるのは間違いない。 日本の戦中のような全体主義と言うか、常識人はヒラリー支持、みたいな空気が無意識のうちに、アメリカ、世界、そしてそれを報道するマスメディアとそれを受け取る有権者に広がっていったのではないかと思う。 期日前投票も、最終的にFBIからの追求を回避したヒラリーにとっては逆風で、それまでにトランプに流れた人がいてもおかしくない。 失言や失策も結果としてはトランプならまぁ言いそうだな、で済んで、ヒラリーだと痛手になる状況になっていた。 つまりトランプ支持からヒラリー支持に移る人は少なくて、その逆はいくらでもあってもおかしくない状況だった。 貧富の差、格差は広がっていて、それはソーシャルメディアにふれることで一層強調された。 自分のタイムラインでかたや富豪が女侍らしてパーティしていて、かたや貧民が今日の飯に困っている。 こんなのは日本でも起きつつ有ること。嫌でも格差を感じる世界になってしまった。 日本で最近生まれた、上級国民というネットスラングが有る。 ヒラリーが誰を囲って演説しようと、それはオバマでもミュージシャンでもそう。 それらは所謂苦しい立場の人からすると遠い立場の人であって、それらに応援されるヒラリーはますます遠い存在になってしまった。 中間層ほど自分のドロップアウトに敏感になるはず。 低所得者層は徳政令カード的にトランプを支持するだろう。 アウトサイダーとして躍進したトランプ。 閉塞感漂う民主党政権、共和党政権、そしてアメリカ全体に変化を与えたい。 そう思う人は少なくないんだろうなと感じていた。 上級国民であると推測されるマスメディア、知識人がそろってヒラリーを支持したことも、それ以外の人のルサンチマン精神に火をつけたに違いない。 開票。 マスメディアは当初ヒラリーの勝利を確信していた。 その中で躍進するトランプ。 トランプに投票した人たちのカタルシスたるや。 マスメディアと名乗るにあたり、マスとは何なのか。 日本も含め再考の余地があると思う。 マスを振りかざすのか、マスとして実情に寄り添うのか。 大手マスメディアは基本的に政権に対して批判的になるのは私は当然だと思っている。 それがマスメディアの役割であるというのも納得できる。 しかし今回の大統領選は、マスメディアが足並みをそろえたことで事実が見えなくなってしまった一例として非常に重要な意味を持つと思う。 果たしてそこに十分な検証はあったのか? ヒラリー優位と報道していた日本のマスメディアはアメリカの受け売りではなかったのか? マスメディアが関わる多くは富裕層や西海岸の民主党支持者や常識的な共和党支持者で固まっていなかったか。 ほんとうの意味でトランプの躍進を、現地に通い本気でつきつめた人が何人いたのか。 日本的な「下馬評通り開票と同時に当確が決まる政治」に染まりきっていなかったのか。 そしてそれらの集合体として希望的観測に頼っていなかったか。 インターネットが普及している昨今、マスメディアがマスメディアで居続けるには今まで以上の努力が必要であるように感じる。 ブレグジットや今回の大統領選の予想を外したマスメディアをどこまで信頼して良いのか。 当面の間、その疑問を世間は忘れはしないはず。 #
by emporfahren
| 2016-11-09 22:44
| 現実
TVも2019年を目処にサイマル放送目指してるって報道が。
ふむふむ、NHKが旗振り役を担うと。 Tverとか色々現在でも地上波のVODは増えつつ有るんだろうけどね。 それでも垂れ流しでPCから観るとなるとなかなか正攻法ではそうは行かない。 色んな権利やら何やらが関わっているのだろうと思う。 全体的にはいい方向に向かっている話題なので、頑張って欲しいところ。 #
by emporfahren
| 2016-10-26 22:36
| 現実
ラジオ業界は本当すごい。危機感持って行動してる感が凄い。
Radikoはネットでラジオを聴けるようにした。 そのうち有料とは言えエリアの垣根を超えた存在になった。 そして遂にタイムフリー視聴という時間軸を意識させない聴取が可能になった。 そこからシェアラジオという概念を作り、ネットフレンドリーなあり方を見出そうとしている。 本当に凄い。 ラジオの聴取人口なんて素人から見てもテレビ以上に減少していることが想像に難くない。 そんな中で、利権やなんやら色々有る中で、Radikoを旗振りとして、滅茶苦茶攻めている。 攻めの姿勢を継続している。 どんなにウェブ、ネットが台頭してきていても、受験生や車移動を生業にしている人から切り離すことの出来ないラジオという媒体。 特に学生時代にラジオを聴く若者は、恐らくラジオの良さを知り、感じ、年を経てもリスナーとしてラジオの良さを享受し続けるのだと思う。 ラジオはリスナーに寄り添うだけでなく、新しい環境に柔軟に対応しようとしてきている。 その姿勢が素晴らしいなと思うのです。 対立煽りではない。 そう言うのではないのだけれども。 テレビ業界。 録画を含め視聴率のとり方を変えました。 4K放送は録画不可の予定です。 B-CAS。 んでテレビのリモコンに組み込まれるのはNetflixのボタン。 なんか違うんじゃないかなぁ。 ラジオの良いところと、テレビの残念なところを恣意的にピックアップしてるとは言え、なんかなぁ。 生き残ることに対する真剣さがラジオ業界と比べ雲泥の差だと思うんですよ。 そりゃテレビって言えば花形だし俺だって毎日見るし便利なコンテンツだと思う。 働いている人たちもさぞハイソな人たちなんでしょう。 正直VODにおける能動的な視聴は苦手なわけです。 でも、今じゃAbemaTVとかも出てきているわけじゃないですか。 どこを向いた仕事をしているのか、今一度再考すべき時期なんではないかと素人なりに思うのです。 今年32歳になる私はテレビで育ち、テレビに夢を観て育ってきました。 ラジオは寄り添うもの、テレビは憧れのもの。 それはSNSを始めとして双方向な時代な今は通用しない考え方なのかもしれないけれど、メディアは正しくこれからも生き残って欲しいなと思うのです。 これは右とか左とかそう言うのではなくて、必ずしも公平性を求めるものではなく、マスメディアと言うからには発信力を維持し続けてほしいな、という思いがあるのです。 #
by emporfahren
| 2016-10-18 22:40
結局、結局の話なんですよ。
丸亀製麺って定期的に限定メニュー出すじゃないですか、肉うどんみたいなやつとかまぁそういうの。 で、限定だと思ってわざわざ足を運んで食べると、なんか違うなって思ってしまうんですよ。 私が食べたいうどんじゃないなって。 私が食べたいうどん、って偉そうに言ってるけど、結局食べたいうどんって何だろうと考えた先にあるのは「かけうどん」とか「釜玉うどん」とか「ぶっかけうどん」とかそういうのなんですよね。 つまりですよ、ああいう限定メニューを頼むって言うのは、既に丸亀製麺のレギュラーメニューに飽きている人に対して、変化を求める顧客に対して提供されるべきメニューであるんだろうな、と思うわけですよ。 釜玉うどんに醤油ぶっかけて「おいしい!コレ美味しい!」って興奮している私にはまだ早いってことなんです。 丸亀製麺、バンバンCM打ってますよね。結局のところあのCMは誰に対して打っているかって言うと、デイリーユースで丸亀製麺に通っている人たちのために打っているんですよね。 月に一、二回丸亀製麺でうどんたべてうどん美味しい!!!って興奮している私向けのCMじゃないんですよ。 私が限定メニュー食べても、美味しいけど、まぁ美味しいね…。みたいになっちゃうんですよ。 丸亀製麺、美味しいです。 でもまだ私は普通のメニューを食べ飽きていません。 だからレギュラーメニューが正義なんですよ。 山田うどんは普通のメニューを食べることすら億劫になるのにね。 山田うどんはかき揚げ丼を食べる店だから。 #
by emporfahren
| 2016-10-18 22:18
| 現実
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