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前期アニメ総括
日曜
みなみけおかわり
 なんと言うか、雑。わざわざオリキャラとして「おかわり」から投入したフユキも最終回前にあっさり転校させて切り離すし(不人気だったってのも有るのかも知れないけど)、キャラの性格付けも雑、言い換えればメリハリをつけすぎ。
 チアキはカナに対してのツッコミキャラとしか捉えていないからなのか、ツッコミが一々過剰でキツい。カナはカナで暴走しすぎでやりすぎ感があって可愛げがない。ハルカもそんな二人の際立たせすぎた暴走にツッコミを入れる為に若干一期よりもキツめの性格になっている感じ。
 ただこの評価は「一期と比べて」なので、一期が無ければそこまで気にしていなかったかも。童夢とアスリードで色々引継ぎをしっかりして欲しかったかな。

月曜
キミキス
 作画も酷ければストーリーも酷い上、何より最終回の光一の台詞、言い回しが致命的に酷い。心が無い、思いやりが無い。
 光一は遠くの本命より近くの安牌を選びました。それにあっさり流される摩央姉。
 相原と二見さんはユルス。
 サックスはドラゴノーツのギオと並んで、今期不憫な男性キャラのツートップ。
 個人的にはEDもどうかと思う。合ってない以前に曲が今までのSuaraっぽくない。「らしくない」から駄目なんじゃなくて、曲として変じゃない?良く解らないけど。
 ひょっとして、摩央とサックスがくっつく事に反対意見が相次いだ事から、路線変更で光一×摩央エンドになったのかな。JC、どっちに転んでも叩かれる不憫な子!

バンブーブレード
 後半のオリジナル展開は若干厳しいものが有った気もするけれど、原作が続いている以上仕方が無いかな、とも思う。
 最終話はまさかの千和キャラ登場で、広橋と千和はそのままARIAに続く状況に。キリノとコジローの関係も素敵。
 及第点じゃないでしょうか。とにかく、漫画の売り上げは相当上がったと思う。

ARIA
 ちょっと前に終った原作をほぼ完璧になぞっている印象。
 漫画版の最終話付近の印象的なシーンをアニメで改めて描くにあたって、雰囲気を徹底的に再現してやるぞ、っていう製作者側の意思がひしひしと伝わってきた。
 最後の灯里はエロ可愛い。

火曜
素敵探偵ラビリンス
 途中から素敵どころか探偵ですらなくなった作品。後半は本当見てるのが苦痛になってた。なんだあれ。
 声優陣はそれなりに豪華だし、作画も大崩れしなかったと思うんだけど、話が致命的に駄目だった。語ることはこれ以上何も無い。誰の記憶にも受け継がれないであろう作品。

水曜
狼と香辛料
 今期の中では綺麗に終った作品の一つだと思う。作画は「崩れなかった」って位。小清水のホロは花魁言葉も相まって結構可愛いけど、若干深みが足りない気もする。
 ストーリーは行商人らしく旅の先々で色々な事に遭遇していく感じなんだけど、そこに経済の要素がまさに香辛料のごとく入っていると。
 ただ、ぱーぷりんの俺には文字に起こしてくれないと理解し辛い部分も若干ありました。地名とかが覚えられない。
 OPが作品にとてもマッチしていました。

ドラゴノーツ
 まさかのタナトスの人類60億人総レゾナンス狙い。それってどこの人類補完計画?
 トアは何かふわーっと寿命回復しちゃうし、ギオはふわーっとさよなら。ジンにとって「計画通り」な展開に。何これ。
 余談ですが最終回でSOS団の声優が勢揃いしていました。
 僕は不憫なギオが大好きです。

木曜
逮捕しちゃうぞ
 良くも悪くも逮捕しちゃうぞなんじゃないかな。車の作画って最近CGが主流になりつつ有るけど、それなりに歴史のある作品なので、下手にCG化も出来なくて困ってそう。
 とりあえず、見ていて楽な作品の一つだった。

CLANNAD
 京都アニメーションが丁寧にお送りしました。って印象。
 あのクオリティでHD(BSのみ)放送、その上ストーリーも無理せず纏めてるんだから、評価されて然るべきなんだと思うけど。
 二期は確定しているみたいなので、最終的な評価は後回しで良いんじゃないでしょうか。
でも、ここで一つ言いたいのは、ある意味で「京都アニメーションだからこそ」二期を踏まえた作品を作れたんだろうってこと。そりゃKey作品だし、CLANNADつったら有名だけど、もし仮に京都アニメーション以外が作っていたら頑張っても2クールで終わらせられた作品じゃないかな。
 「京都アニメーション」がブランドとして確立しているからこそ、CLANNAD一期はある程度鉄板で売れるだろう、だから続編を作る(金銭的な)余裕が出来るだろう、故に一期に無理に全てを詰め込む事はしなくても良いだろう、と判断されての2クール+α(これが数話なのか、1クールなのか、それとも2クールなのかは解らないけれど)なんだと思う。
 当然これは今まで「京都アニメーション」が築いてきた信頼の上に成り立つもので、京アニが頑張ったからこそなんだけどさ、贅沢な話、荒削りで爆発するような魅力があまり感じられないんだよな。だって一期2クールに話を納める努力をしなくて良いわけじゃない、京アニは。ってことはその余力を別の所に使えるわけで、そら当然のごとく面白いものをつくらなければならないんですよ。もちろんそれはアニメ製作会社としての京アニに今までとは違うベクトルでのプレッシャーを与えるものでも有るのだろうけれど、丁寧な作画で原作通りの長い話を、2クールも贅沢に使って半分程度しか作ってないとなると(ある程度全キャラクターを攻略するとはいえ)、それは俺としてはあまり評価できないんですよ。
 原作やってない俺の戯言に過ぎないし、本当に原作がギャルゲの1キャラ分のストーリーとしては異常なほど長くて、どう考えても2クールじゃ無理なんだよバカヤローって事なのかも知れないけどさ。そこを京アニだから、って理由で2クール以上にはして欲しくなかった。
 これがライトノベルなんかが原作で、話がまだ終ってない好評続刊中の作品だと話は全然別なんだけどね。
 なんつーか、丁寧なのは良いんだけど、無難すぎるんだよな、うん。
 単純に俺の中で京アニに対してのハードルが相当高くなっているだけなのかもしれない。

金曜
灼眼のシャナⅡ
 設定はよく解らなかったけど、ヴィルヘルミナとティアマトー、マージョリーとマルコシアスのペアが好きだった。
 序盤がダレてたかな。後半はOPの剣持った悠二が浮いてる。
 他には特に感想なし。三期は鉄板でしょう。

土曜
機動戦士ガンダム00
 畳み掛けるように死んでいった。何人死んだ。でも主要キャラは何だかんだで死んでない感じ。
 ティエリア、せっちゃんとマリナ、さじ君、千和、エーカーさん、中佐とピーリス少尉、コーラサワーとマネキン大佐が好き。
 とりあえず後半に期待。初ガンダムだけど、普通に面白いね。
 BDアニメとしては売り上げの暫定トップを約束された作品だと思う。

俗・さよなら絶望先生
 ef、俗とここ最近のSHAFTは凄い。本当凄い。余計なものが削ぎ落とされて、少しずつパロディの入れ方や話の作り方、作画の安定感が完成されてきてる感じ。
 小ネタの入れ方も上手いし、1パート丸々使う大ネタも見てて面白い。劇場版エヴァの弐号機パロや市川崑ネタとか、時期的にも本当よくやったなぁって思った。
 とにかく最後まで色々なものをバランスよく詰め込んで視聴者を楽しませてやる!って工夫が素晴らしい。
 OPEDのセンスもダントツで今期一位、OPは小林ゆうが凄く光ってる。EDは映像と音楽のマッチが最高。
 何話だったかは忘れたけど、パート毎のタイトルで一瞬ぱにぽに2期について書かれている所があった。今のSHAFTでぱにぽにがもう一度見たいなぁ。

True Tears
 まず、背景やモブへの注力は素晴らしかった、ほんと。HD映像なのも当然ながら高評価。新鋭PAworks頑張った。これからは液晶テレビのパネルばりに~産のアニメが増えるのかね。京都は京アニ、富山はPA、北海道はサテライト。
 話の展開としては、愛ちゃんと三代吉の復縁や、眞一郎の母が比呂美に対しての仕打ちを行っていたこと、それをやめた辺りの説明不足感は有るけど(俺が酔っていてよく覚えていないだけの可能性有り)、基本的にシンプルなストーリーを丁寧に作っている印象を受けました。眞一郎はキミキスの光一とは違うね。
 あと、最後の乃絵のシーンは良かったけど、涙が風にふわーはちょっとなー。髪で目を隠して頬を伝わる様にするか、口が震えるくらいの演出があっても良かったかなーなんて。
 愛ちゃんはビッチ。俺は乃絵派です。しんいちろーの頭の裏にもあぶらむしー。
 DVDがあまり伸びていない様だけど、HD製作と言うことも有ってBD版を待っている人が少なからずいるんじゃないかと。BD版だけで500~1000枚程度は狙えるんじゃないかなぁ。

破天荒遊戯
 結構好きだった。破天荒。最初は絶対切ると思ってたけど、見続けてるうちに色々麻痺してきたのか、楽しめた。
 何でだろう、話のテンポが良かったからかな。ラゼルも可愛かったし。
 破天荒遊戯ってタイトルだし、ですべて言い訳できてしまう作品でした。

シゴフミ
 惜しい作品の一つ。フミカの話が丸々余計とまではいかないけど、もう少し上手く展開出来たら良かったと思う。製作側の見せたいところと視聴者側の見たいところが違ったってのが痛いね。
 でも、キャラデザインがとにかく好きだった。あとますみんと力ちゃん。

君が主で執事が俺で
 パロディ過多。投げっぱなしで散らばせてる。最近の有名どころのネタを入れておけば良いんじゃないの、って考えてそう。酒飲みながら見てるからなのか、俺はそれなりに楽しめてるけど、これで良いのか、と思う人も少なからずいると思う。言い換えれば刹那的?ニコ動向け?な作品。
 声優陣は相当豪華。今期、藤原さん仕事し過ぎ。

H2O
 これも惜しい作品。一話から終盤まで視聴者側をミスリードさせ続けたのはよくやったと思う。
 しかし何かが足りない・・・。もう少し上手く説明や演出を出来たろうと思うところが何箇所か。最後の復活は賛否が分かれるだろうね。
 でも、製作者側の熱意、思い入れは今期の作品の中でTT、絶望先生と並んで一番伝わった。アニメ魂枠の予算の限界なのかも?


 こんな感じの全17作品でした。

 無難にチェックしておけ!なら、ガンダム00、TT、絶望先生、CLANNAD。
 俺好み!なら破天荒遊戯、ガンダム00、絶望先生、君主、シゴフミ。
 ワーストは素敵探偵ラビリンス。いくらキミキスがどれだけ罵られようとも、この作品に至っては話題にすら上がりませんから、キミキスの比じゃありません。叩くとかの前に全員に切られているのです。
 比較的豊作だったと思います。無難に面白いものから、相当に酷いものまでそれなりに揃っていて楽しめました。
 今期は不作の予感がぷんぷんするので、ある程度覚悟しておこうと思います。


 この記事はそれなりに長文なので投稿後もちょくちょく手直しが入ることが予想されます。 
 追記@CLANNADが2クール+αじゃん、京アニもっと頑張れよ、って書いたけどさ、よくよく考えたら「ひぐらし」も2クール+2クールじゃんね。俺の批評駄目駄目じゃん。
by emporfahren | 2008-04-03 20:30 | アニメ
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