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北海道旅行2日目 後編
 サロベツが突然の急ブレーキをかけたのだ。
 電車はみるみるうちに減速し、そのまま停車、窓際に置いてあったペットボトルが倒れた。

 車内は騒然。車外は日も沈み、雪が深深と降るだけ。陸の孤島に閉じ込められた気分。
 
 まもなく車掌からアナウンスがあり、鹿を轢いてしまったとの事。
 状況を確認しに運転手と車掌が下車。
 暫くすると再びアナウンス、鹿が巻き込まれており、一度バックして鹿を出した後、再び発車するらしい。

 相変わらず車内は騒然としており、数人のおっさん達が鹿の死体がそんなに見たいのか、空席の目立つ車内をうろうろうろうろ。
 そんなこんなが一通り済んだ約10分後、やっと再出発。
 車窓に鹿の死体が一瞬だけ映って、すぐに暗闇の中に消えていった。
 何故か必死に鹿の死体を携帯で撮っていたおっさんがいたが、死体を写して何が楽しいのか全く意味不明。いい年こいて、全く。

 それから十数分、南稚内に到着、稚内はもう目前、荷物を纏める。
 
 最北端の駅に高鳴る胸、電車はゆっくりと速度を落とし、いよいよ稚内駅に到着。
 うーん、寒い。寒いけど、気持ちEー!

 駅も駅前のターミナルも非常に小ぢんまりとしていて、人気もなし。到着時間が予定より30分ほど遅れた事もあり、時間は既に夕飯時。とりあえずホテルに急ぐ。
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 駅から歩いて二分。最近のビジネスホテルは液晶テレビが当たり前なのね。受信してたのは地上波アナログだったけど。
 何故かエアコンがつかず、温度調整は横にあるヒーターで行うのみ。もともとそうなのか?

 とりあえず必要最低限の荷物だけ持って、夜の稚内に繰り出すことにした。時間は大体午後七時過ぎ、まだ色々やってるだろう。部屋に置いてあった簡単な地図を見る限りでは、ホテルの前にある道を一本奥に行ったところが稚内のメインストリートらしいので向かってみる。

 行ってみるとそこは小さいアーケード街だったのだが、まぁ見事に本日の営業は終了済みで、スーパーすら七時閉店という有様。大抵の看板が日本語とロシア語で書かれているのは、最北端に来たんだなーって実感させてくれた。
 三十分ほど歩いて見つけたのは本屋とドラッグストア(酒やお菓子も置いてある)、ラーメン屋数件に寿司屋や定食屋が数件。
 寒さは歩いているうちに体も暖まり、そこまで気にならないレベル、多分精精氷点下7度くらいじゃないかな。

 とりあえずドラッグストアで酒とつまみ、ジュースを買って、夕食をとることに、寿司屋はどこもまともに食べると3000円コースっぽいので、定食屋に入ってみる。
 入店直後に「飲み物は?」と訊かれてしまい「いいです」と言うわけにもいかずビールを注文。手元の袋の中には発泡酒のロング缶が二本も入ってるのに・・・。
 んで、地魚盛り定食みたいなのを食ってみた。味はそれなりに美味。特に味噌汁が冷え切った体を暖めてくれて美味かった。
 ただ、板前?の爺ちゃんが東京フレンドパーク見ながらタバコ吸ってたのはどうかと思った。その手で魚を捌くなと言いたい。

 腹も一杯になり、適当なタイミングで店を出る。おあいそしてみたら何と3000円オーバー。ちょっと待て。ビールで600円以上ぼられてないか?まぁ・・・良いか・・・。

 部屋に戻り、二日ぶりにシャワーを浴びて、ビールを飲む。至福の時。テレビではそんな面白いのもやってなかった。あ、テニスの王子様の劇場版がBSでやってた。手塚ゾーンで恐竜が絶滅する有名なシーンが見れました。
 次の日は朝八時過ぎのバスで宗谷岬に向かうことになっていたので、早々にベッドに潜りこんで就寝。十一時前でした。

 ちなみにペイチャンネルは片方がプレイボーイで殆ど洋物、もう片方は和物でした。モザイクがパンツの上からかかってて、もう意味が解りませんでした。ちなみにカードは買ってないよ。サンプルで見ただけだから!本当なんだから!
by emporfahren | 2008-01-25 11:35 | 旅行
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