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夏の思い出
 今日は事実上最後の夏休みの日だったのだ。

 十時過ぎに起きて、何するかと考えても結局良いアイデアは浮かばず、このまま何もせず夏休みが終わるのもなーと思って何となくTGSへ行くことにした。
 新宿で小田急から中央線へ、東京駅で京葉線に乗り換え。約二時間半。駅に降りた時点でものすごい人、人、人。E3が規模縮小を発表した今、TGSは世界最大のゲームショーであり、海外の方もかなり多く、当然ながらプレスの人も多かった。

 とりあえず会場前に着き、当日券を購入、この時点で午後二時半過ぎ。閉場までは二時間半しかない。ちんたらしている暇もなくさっさと突入。予想通り異常にごったがえしており、前進すらままならない。

 【ゲーム】

 人の波を掻き分けまずはD3パブリッシャーブースにて地球防衛軍3をチェック。まぁ正当進化といった感じ。グラフィックの向上は有れど他の部分は殆ど変わらず、といったところ。勿論処理落ちもね。早速プレイしようかと思ったが、かなり並ぶ事になりそうだったのでひとまず後回し。これが後で大きなサプライズを生む事になるとはまだ予想だにしていなかった。
 
 次はやっぱり最大の目玉、PS3ブース。やはり注目度もピカイチで進めば進むほど混雑度が更に異常になってくる。何回タックルされた事か。
 まず着いて一番に目に飛び込んできたのはグランツーリスモHD。ぶっちゃけ気持ち綺麗になって背景頑張りましたって感じで、そこまで惹かれるものは無かった。GT5までのつなぎ感が見え見えで厳しい。それでもプレイアブルで展示して一番行列作ってたのは確かだけど。
 とりあえず来たからには触ろうと思って個人的にPS3で一番注目しているMotorStormの列に並ぶ。外人さん多め。
 十五分もすると早くも順番が回ってきて、おねーさんに教えてもらいながらプレイ。うーん、画面超綺麗。でもFPSは恐らく30。まずまず面白かったけど、せっかくバイクや車に車種が沢山あるんだからもう少しそれを生かして欲しかった。あとは行っちゃいけないところに行く=即車大破はちょっとツマラン。
 次はLAIRというドラゴンがおー!みたいなブースに向かうも、早くも行列を締め切られていてアウト。画面見た限りじゃやっぱり綺麗、重い、あとゲーム自体は楽しいの?って感じ。
 更に奥に進むとアーマードコア4、リッジレーサー7、マージャン、バーチャ5、電車でGOみたいなやつ、ガンダムなどのプレイアブルが並んでいた。ここは別々に並ぶのではなく、全てまとめて並んで空いたところのゲームをプレイすることになるので、三十分並んでマージャンとかも有りうる最悪のコーナーだった。俺も運試しに並んでみたらリッジレーサーで、この中では大当たりの方だったといって間違いないだろう。
 リッジは既に色んな意味で完成されているゲームなので、とくにこれといった感想はなし。綺麗でニトロで一回転ドリフトが出来て、PS3ブースで数少ない60FPSをたたき出しているゲームだった。欲を言えば以前公開されたムービーであった、夜明けの都心のステージを丸型テールランプの車で走りたかった。
 ちなみに左隣のガンダムは以前公開された動画とほぼ同じで、ステージがジャブローと思われるところに変わってたくらい。相変わらずの超もっさりでビームサーベル振り上げてから振り下ろす間に敵が遠くに去っていった。切なかった。
 一方右隣のAC4は非っ常に画面が独特で、HD画質を生かした計器の表示の仕方が格好よかったが、まだまだ開発度が低いせいか爆炎の処理で手間取り、見事天下のハイエンドマシンPS3様がフリーズ。再起動を余儀なくされていた。そのため未だ公開されていない起動画面をお目にかかれるかとも思っていたのだが、起動から直接XMBにジャンプしていた。まだ完成していないのだろうか。
 
 そんな感じでPS3ブースを後にし、Xboxコーナーに移る。やはりPS3に比べ注目度は劣っていたが、HDDVDドライブを見に来ている人は多いようだった。展示されていたゲームにはそれ程惹かれなかった。アイマスくらいか。

 他のブースも適当に見て周り、地球防衛軍3のところに戻る。やはり先ほどより大分空いていて、これなら二十分も待たずにプレイできそうだったので並ぼうとした。その時だった、【その他】に続く。
 とりあえず並びなおして十数分、予想通りすぐにプレイできた。上にも書いたが正当進化、と言った感じで、皇帝都市同様何かしらのサプライズは用意されているのだろう。ただ360のコントローラーは俺の少し小さい手には持て余し気味で、テクニカル操作特有のLRを使いまくる動きは少しやりづらかった。

 【総括】
 
 やはり続編モノの多さが目に余る。割合的に厳しいと思う。そして人が群がるのは往々にして続編モノ。
 別に俺は違うぜ、とか解ってるぜ、みたいな気持ちがあって言ってる訳じゃないが、画面が気持ち綺麗になった程度のグランツーリスモHDが一番混んでいて、同じレースゲームであるMotorStormがそこまで混んでないのはちょっと素直に残念だった。ちなみに海外のプレスは殆どGTHDを素通りしているあたりも、日本市場の独特さが出ている感じがした。
 また、グラフィックは確かに綺麗だが、Xbox360が出て一年近くが立ち、それ程の目新しさは感じなかった。そのせいかFPSが満足に出ていない印象ばっかりが先行してしまった。ここら辺は開発が進む事によって改善されて欲しい。
 そして何より画質の向上にゲームの面白さの向上が明らかに追いついてない。表現のレベルが上がったとはいえ、大抵がPS2の時点で完成されていたシステムのゲーム。そろそろグラフィック以外の新しいブレイクスルーが欲しいところ。

 【その他】

 横から女性のキャキャーという黄色い声が聞こえてきた。ちらっと横を見てみるとどうやらイベントで地球防衛軍3を女性のタレントか何かがプレイしているらしく、横には解説している男性の姿が。
 お、これは未公開情報のスメル!と思って寄ってみると、な、なんとそこには必死になって蟻酸に耐えているゴトゥーザ様こと後藤邑子がいるではないか!ご存知「涼宮ハルヒの憂鬱」の朝比奈みくる役で有名な、かの方である。
 初めて生で声優を見た、あ、それは違ったが、有名な声優は初めて生で見た。そこからは何か色々話していたが本人を見る事に必死で内容は殆ど覚えていない。
 その後ミニライブをひらき、三曲ほど歌ってらっしゃった。
 余談だが、最前列を占拠していた熱烈なファンの方の合いの手と振り付けが完全に現実世界と剥離しており、正に別次元、テレビの中、ファンタジーの中といった感じだった。ここらへんは想像して頂くしかない。
 自分もオタクだとは重々認識しているし、職業上、ある程度耐性はついていたつもりだったが、言葉を、失うとは、ああ言う事なのだと、思った、思いました、怖かった。

 他にもハドソンブースで高橋名人を見た。BOが出来るところがあったら優勝掻っ攫ってやるつもりだったのに!

 あとはコスプレイヤーの方と、コンパニオンの方、そしてそれに群がる(良い意味で)カメラ小僧の方が沢山いた。なんかセクシィーな格好をしている方は良いね(性的な意味で)。

 つーか今アニスパ聞いてんだけど浅野真澄も茅原美里も来てたっぽいな、しかもゼロの使い魔の企画も有ったらしいし、釘宮やOPのミニライブ見たかったー。

 思いのほか狙いを絞りすぎていたのか閉場三十分前には殆ど見るところが無くなり、結局二時間ほどでTGS2006を後にすることになった。切符は先に買っとけと言う基本中の基本がいかに大事かその後思い知った。
 あとはまー疲れたので小田急は特急乗ったとかそんくらい。他にもネタ有った気がするけど、疲れたので思い出せません。つーか長文飽きた。
by emporfahren | 2006-09-23 22:39 | 現実
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