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金髪の子かわいそう
 遂に、遂に行ってきたよラーメン二郎!
 あかつさんと一緒に行ってきました。
 お店は横浜関内店。

 関内駅であかつさんと午前十一時半に合流。
 小雨が降る中、お店に向かう。

 十分も歩かずに到着、店の前には二十メートル程の行列が。
 あかつさん曰く、一時間はかからないとの事。回転が良いそうだ。
 あの量(想像や写真から)なのになぜ回転が早い…、やはり常連が…。

 そんなことを考えつつだべっている内に、行列はさくさく前に進む。
 三十分ほどか。

 店の前にサントリーの自販があり、そこで黒烏龍茶を買う。

 店員に大か小かを問われ、冷静に小を注文。
 うしろの人が大を頼んでいた(更に店内で野菜マシにしていた)。

 待つ事更に五分程度、食券を買っていよいよ入店。
 たまたま前の客が二人組だったのであかつさんと並ぶ事ができた。
 どこも殆ど私語はなし、ズルズルと麺をすする音だけが店内に響く。
 一、二分後、ニンニクはどうするかと問われたので、お願いしますと頼む。
 すると間もなく遂に登場、所謂「小」である。
金髪の子かわいそう_c0048833_20321173.jpg

 撮影はして良いのか悪いのか。
 フラッシュなどで迷惑が掛からなければ問題ないと思う。多分。保証はしない。
 食わずにいつまでもバシャバシャは繁盛店な以上止めとくのが無難。

 正直、思ったほど量は多くないように見えた。
 俺のような一見さんが増えたからだろうか。 
 野菜はそこまで山盛りでもないし、「ブタ」の大きさも人道的。
 麺はスープにひたひたになってるように見えるくらいだから結構ある。

 さっそくニンニクがたっぷりかかった野菜をスープと一緒にレンゲで口に。
 あれ、普通にうまい。
 化学調味料っぽい感じも油も相当有るけど、普通にうまい。
 これなら割と行けるんじゃないか?と思いながら麺へ。
 太い、噛みごたえがかなり強い。うどんみたいだ。
 ブタも美味い、このチャーシューはうまい。かなり美味いぞ。

 うんうん、うまい、いける、割と行けるんじゃないか。
 でも麺が減らない、減らないな。
 結構食ったな、四割は食えたかな、あかつさんはどうかな?
 と、横を見てみると…。

 まさかのもう残りはスープだけ状態。
 俺とほぼ同時に食べ始めたのに。なんで、どうして!俺も相当急いで食べたよ!?
 これが二郎の普通なの?俺まだまだだよ?どうするの?馬鹿なの?死ぬの?
 あかつさんが店を出た後もゆっくり食べるの?長居したら睨まれるんでしょ?
 
 ここで完全に俺動転。もう何だか訳も判らず食い続ける。
 しかしあっという間に満腹感が襲う。
 あれだけおいしく感じたブタも二枚目はやっとの事で口に運ぶ。
 太い、麺が太いよ、苦しい…。
 
 やばい、あかつさんもう終わったっぽい、このままだと俺ひとりぼっち…!
 (ここまであかつさんを見てから一分以内、提供されてからでも三分以内)
 お残しも悪質でなければ平気とは聞いているが、出来ればそれは避けたい。

 そんな俺を見かねて、あかつさんが「食べようか?」と聞いてくる。
 たまらず俺は首を縦に振り、どんぶりを交換。

 後は簡単、負け犬はそそくさを店を出るだけだ。
 小雨のひんやりとした空気が心地よい。
 勝手に何か「負けたぜ…」的空気に逃避すること数分、あかつさん出てくる。

 その姿は俺の目には何かとても偉大な人物の様に映った。

 曰く「前より美味かった、量は減っていた、小ぶたは行けるかも」とのこと。
 いやいや、いやいや。

 その後はフィギュアショップやランドマークタワーに寄りながら横浜まで歩く。

 あかつさんに金髪スレを見すぎと有難いお言葉を頂く。
 確かにそれは有ったと思う。
 もう少し冷静に食べられればまだ入ったかもしれない。

 歩き出して十分、何回かゲップをした後は割とお腹に余裕が出てきていた。
 初めて体験する店の空気に完全にやられてしまっている面が有った。

 あかつさんに引き継いだ時点で、残り三、四割の所までは食べていたそうだ。
 俺の感覚からはまだ半分も食べてないように感じていた。
 如何に気持ちで負けていたかが判るだろう。

 なんと言うか、今回感じたのはジェットコースター的な感覚だった。
 一時間待って、五分でおしまい。
 行列のできるラーメン店なら大体そうだが、その中でも二郎は特にだろう。
 席が離れるのは当たり前、食べたらさっさと店の外へなのだから。

 そんな事を考えながら、道中に点在するラーメン屋を見ていく。
 どこも看板にこだわり、店の内外装にこだわり、味にこだわっているのだろう。
 なのにどこも行列が出来ていない。
 あんなに店本意(なイメージ)の店に行列が出来ているのに。
 
 まぁそれは比べられないか。
 だって二郎は二郎であり、ラーメンとはちょっと違う食べ物だから。


 良い経験になりました。
by emporfahren | 2010-03-07 21:18 | 現実
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