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ハマコー大いに語るも俺は聞けず
 今日は地元の文化会館でハマコーの講演会があったので行って来た。
 開場は五時半、開始は六時からの予定だった。

 学校を終え、文化会館に着いたのが丁度五時半ごろ、ぱっとみで2~300人のお年寄りがいた。ちなみに俺と同い年くらいの人は本っ当に全く見かけなかった。秦野もう駄目じゃないか?

 五時三十五分、以前扉は開かず、中に入れない。お年寄り達がざわめき始める。
 
 五時四十分、扉が開き、いよいよ通されるのかと思ったら中から黒服の男達が数人ダンボールを持って出てくる。
 静まり返るお年寄り達、黒服の男が大声で既に満員で入れないことを伝える。
 
 どうやら三時頃には人が集りはじめ、入場時間を繰り上げたら大ホールの1500席があっという間に埋まってしまったようだ。
 
 いっせいに大声で文句を言い始める年寄り達、黒服に駆け寄るものも相当数いた、ってか半分は駆け寄って文句を言っていた。
 駅から早歩きの俺でも二十分以上ある道のりをわざわざ歩き、寒さがきつくなってきた夕方の空の下で長いこと待たされたのだから納得いかないのも当然だろう。
 
 場が騒然とする中、黒服の男達はダンボールを開け、中に入っていた粗品を配り始めた。
 お年寄りの半分は強引に中に入ろうと扉に群がり、もう半分は粗品を貰うために黒服に群がった。

 僕もとりあえず粗品くらい貰っておこうと黒服の所へ向かい、貰うついでに「立ち見でも駄目ですか」と聞いてみたが「無理ですね、すみません」とあっさり断られた。
 
 正直、学校あがりでここまで歩くのだけでも俺もイラつかせてはいたけれど、ここでお年寄りたちと同じように声を張り上げてもどうしようもないし、そんな姿を扉の中からこちらを見ている半笑いの黒服に見られるのも癪なので帰ることにした。

 結構楽しみにしていただけに本当に残念だし、どう考えても来場者数を読み誤って入場時間を繰り上げた主催者側にも腹が立つ。しかも開場までそれを伝えない理由がわからない。

 その後帰路の途中、明かりの下で粗品を開けてみた。

 その中身は
 主催者である信用金庫の開店五周年を祝っているチラシx1
 同じく開店五周年を祝う紙の入ったポケットティッシュx2
 信用金庫の名前入りのクリアファイルx5
 だった。
 
 粗品にふさわしい内容だった。
by emporfahren | 2005-10-13 23:47 | 現実
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